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Chat GPT-3.5を活用!LTspiceシミュレーションの効率化と設計プロセスの改善
OpenAIの革新的な人工知能、Chat GPT-3.5を使って、LTspice用の回路シミュレーションファイルを生成する取り組みを行いました。
この手法により、シミュレーションの効率を向上させ、設計プロセスを改善することができます。
プログラムコードが書けるのだから、回路だって設計できるはず
結論⇒できなかった。
最近の技術革新により、AI技術はますます進化し、私たちの日常生活や仕事に多大な影響を与えています。OpenAIの最新モデル、Chat GPT-3.5は、その顕著な例です。今回は、この先進的なAI技術を使って、回路シミュレーションソフトウェアLTspice用のファイルを生成に取り組みました。
LTspiceは、電子回路設計者にとって非常に有用なツールです。しかし、回路設計の複雑さによって、シミュレーションを効率的に実行するのは難しい場合があります。そこで、Chat GPT-3.5を活用することで、シミュレーションプロセスを効率化でき、大変便利になると思われます。
しかし、結論としてまともなLTspice用のファイルを作ることはできませんでした。
Chat GPT-3.5は、なぜかコンポートネントを置いてくれないのです。
以降、失敗した取り組みの履歴
この記事では、以下のトピックを取り上げます:
Chat GPT-3.5とは何か?
Chat GPT-3.5に自分で自分の記事を書いてもらいましょう。以下、AI作文です。
Chat GPT-3.5は、OpenAIが開発した最新の人工知能言語モデルです。このモデルは、大量のテキストデータを学習し、自然言語理解(NLU)と自然言語生成(NLG)の能力を持ちます。具体的には、質問への回答、文章の生成、情報の要約など、多様なタスクを実行できます。GPT-3.5は、前世代のGPT-3よりも高い性能を持ち、より正確で洗練された文章生成が可能です。
このようなAI技術は、業界全体に革新をもたらし、多くの分野で重要な役割を果たしています。特に電子回路設計において、Chat GPT-3.5は設計プロセスの効率化や問題解決に大きく貢献しています。
今回の記事では、この驚くべきAI技術を活用し、電子回路シミュレーションソフトウェアLTspice用のファイルを生成する方法に焦点を当てます。Chat GPT-3.5をLTspiceシミュレーションに活用することで、設計者が効率的に電子回路設計を行えるようサポートします。
この記事を読むことで、あなたはChat GPT-3.5の基本的な概念や機能について理解し、LTspiceシミュレーションにおける活用方法を学ぶことができます。さらに、実践的な例を通じて、この技術がどのように電子回路設計の効率化と質の向上につながるかを具体的に確認できます。
是非、この画期的な技術を活用して、電子回路設計のプロセスをより効率的かつ効果的に進めましょう。ぜひ今すぐ記事をお読みいただき、LTspiceシミュレーションの新たな可能性を発見しましょう!
取り組み1 : まずはChat GPT-3.5に頼んでみる
以下のように依頼してみた
ascファイルを要望したが、CSSで作ってきた。ダメです。
取り組み2 : もっと簡単な頼みに変える
いきなりA級アンプ作れは無理な話、まずはトランジスタを置いて動かしてみよう。と思い、以下のように依頼してみた。
asc形式のファイルを作ってくれた!!しかし、このコードはいつまでも続き、一生終わる気配がない。
途中で生成を止め、途中でLTspiceに読み込ませてみた。その結果は以下の通り。
謎の配線だけがある回路。トランジスタを依頼したのに配置してくれない。Chat GPTに再生成させてみても配線だけを繰り返している。どうやら部品が置けないらしい。
部品を置いてくれと依頼してみるとどうなるのか。結果は以下の通り。
Wireしか書いてくれない。どうして……
取り組み3 : 命令を具体化する
Chat GPTには呪文があると言われる通り、依頼のやり方でアウトプットが大きく変わる。そのため、呪文と、詳細な条件を決めることでLTspice用のファイルを生成できるか試してみる。
命令文は以下の通り。
●LTspice用トランジスタ回路 # 命令書 あなたは、プロの回路設計シミュレーションエンジニアです。 以下の制約条件から最高のLTspice用トランジスタ回路を出力してください。 # 概要 開発ツール: LTspice ファイル形式: asc 主な機能: baseにAC電源を接続し、電圧の変化によってON/OFFをおこなう。 collectorに5V電源をつなぎ、baseのON/OFFによってemitterの出力を制御する。 # 制約条件 ・base currentは5mA以下になるように設計する。 ・出力先は"V out"とする。 ・シミュレーション時間は50msec以下とする。
その結果、
Wireのみ!!!!!!
やはりWireしか生成しない。結論、ダメです。